森ガール森由美子の日記

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ガチョウ-ハクチョウ

ガチョウ-ハクチョウ、ガチョウないしハクチョウ。原題 Гуси-Лебеди のロシア民話。 Гуси(グーシ)がガチョウ、Лебеди(レーベジ)がハクチョウを意味し、物語ではどちらともいえない不思議な鳥が登場します。


マーシャのおとぎ話(4)ガチョウ-ハクチョウ

Машины сказки - Гуси - Лебеди (Серия 2)


昔々あるところに、お父さんとお母さん、アリョーナ姉さんと弟のイワン※6が住んでいました。ある日、父と母は市場に出掛けるため、姉に弟の面倒を見るように言付けました。姉のアリョーナと弟のイワンは森へ散歩に行きました。しばらくすると森の中に紅色のピロシキ※1で一杯のペチカを見付けました。慎重な姉のアリョーナは、知らないペチカで焼き上がったご馳走を急いで食べようとはしませんが、弟のイワンは彼女の言う事は聞きません。すべてのピロシキは、食欲旺盛な少年が跡形なく食べてしまいました。今度は何か飲みたくなりました。近くに、岸にホワイトゼリー※2のあるミルクの川がありました。


姉のアリョーナはホワイトゼリーを集めに行きますが、弟のイワンは待てません。彼の目の前に水たまりが現れます。どうやら、イワンは知らない池の水を沸かさないでそのまま飲んではいけないことを知らないようです。彼は水たまりから生水をいっぱい飲むと、頭から足までウールで覆われてしまいます。近くのリンゴの木がイワンにリンゴを味わってくれるように言います。洗われていない果物が少年にさらなる問題を投げ掛けるのです。彼の頭には角が、足にはひづめが生えました。人間の子供が本物の子ヤギに変わります。だって洗わないリンゴを食べたからでしょう。


近くを飛んでいたガチョウ-ハクチョウは、よく育てられた子ヤギを見付け、自分たちの主人であるバーバ・ヤーガ※3のもとに連れて行くことにしました。鶏の足の上に建つ小屋※4の主であるバーバ・ヤーガは子ヤギのイワンからローストを調理するために、すぐにペチカに火を起こします。


少年は古典的なおとぎ話※5のように、助けを待つようなことはしません。自分自身で縄を断ち切って、全速力で逃げます。ガチョウ-ハクチョウは追跡のため突進します。イワンはちょうどホワイトゼリーから脱出した姉のアリョーナを間もなく見つけます。姉と弟はペチカに隠れ、ガチョウ-ハクチョウは傍を通り過ぎました。森をさまよった後、彼らは家にたどり着きましたが、母親は気絶寸前です。現代医学は奇跡を作り出します。治療の後、弟のイワンは再び人間になります!


  



註1※ピロシキ:東欧料理の惣菜パン。小麦粉を練った生地に色々な具材を包み、オーブンで焼くか油で揚げて作る。


註2※ホワイトゼリー:原語 Кисель(キセーリ)英語表記はKissel(キッセル)。コーンスターチあるいはポテトスターチでとろみをつけたジュース状のゼリー。日本のくず湯をイメージするとわかりやすい。訳「ホワイトゼリー」はロシア版 Wikipedia から。


註3※バーバ・ヤーガ:Баба Яга(Baba Yaga、バーバ・ヤガーとも)スラヴ民話に登場する森に住む妖婆(Crone)。骨と皮だけにまで痩せこけて、脚に至ってはむき出しの骨だけの老婆の姿をしている。人間を襲う魔女のごとき存在で、森の中の一軒家に住んでいる。その家は鶏の足の上に建った小屋で、庭にも室内にも人間の骸骨が飾られているという。普段は寝そべって暮らしており、移動するときは細長い臼に乗る。バーバ・ヤーガが右手で持った杵で急かすと、この臼は少しだけ浮かび上がり、底の部分だけを引き摺って移動する。左手にはほうきを持っており、移動した跡を消す。民話に登場するときはたいてい敵役で、子供を誘拐して取って喰うパターンが典型である。


註4※鶏の足の上に建つ小屋:バーバ・ヤーガが棲む森の中の一軒家

   


註5※古典的なおとぎ話:元々のストーリーはガチョウ-ハクチョウによって、バーバ・ヤーガのもとに連れ去られた弟を、彼が食べられる前に姉が救出する冒険物語です。

Гуси Лебеди


註6※アリョーナ姉さんと弟のイワン:Сестрица Аленушка и братец Иванушка
この題名のロシア民話です。池の水を飲んで山羊になったイワンはバーバ・ヤーガに連れ去られます。しかし最後にはイワンを探すために池に落ちてしまった姉とともに、二人は村の若者によって助けられます。

Сказки : Сестрица Аленушка и братец Иванушка






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