森ガール森由美子の日記

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サンタクロース

このお話は一連の新年プログラムなので、マーシャのコーデは、サンタクロース※
の孫娘であるスネグーラチカ(雪娘:スノー・メイデン Snow Maiden)です。


マーシャのおとぎ話(6)サンタクロース

Машины сказки - Морозко (Серия 5)

  


ある村に少女が住んでいました。彼女はとてもいい子で魅力的なのです。邪悪な義母はこの継娘を嫌って、あらゆる方法で言い掛かりをつけ、彼女に嫌がらせをしました。この邪悪な女性には自分の娘、わがままで、だらしのない、怠惰な女の子がいました。ある日、義母はこの善良な女の子を追い出すことにしました。彼女は女の子を荷馬車に乗せ、彼女を森に運びました。哀れな女の子はもみの木の下に座って、寒さで震えています。


ここで、どこからともなく、バーバ・ヤーガが現われました。女の子がびっくりすると同時に、サンタクロースが森から出てきました。それは新年を迎える時でした。そのため、彼はバーバ・ヤーガは小さな女の子を食べるだろうと思いました。しかしバーバ・ヤーガは凍った子供を食べないのは、どうやら扁桃腺の病気のようです。お爺さんは寒くないのか寒いのか継娘に尋ねました。


少女は寒さのため、歯と歯が噛み合いませんでしたが、躾の良い彼女は、寒くないと答えました。お爺さんは礼儀正しい彼女が気に入り、彼の御殿に連れて行きました。氷の宮殿での仕事は丸一日、十分にあります。女の子は羽根布団を軽く叩いてふっくらさせ、綿毛だけがあちこちに飛びます。しかし地上ではこの時雪が降っています。きれいに宮殿を掃除すると、明るい太陽が輝きます。


サンタクロースが女の子を故郷の村に帰す時がきました。一緒に荷馬車いっぱいの贈物を与えました。衣装ダンスは洋服でいっぱいです。継娘は、これらすべての宝物を持って自分の家に帰ってきました。そこでは義母は優しく彼女を歓迎しました。


彼女もただで、いいものが欲しくなりました。邪悪な義母は自分の娘を森に送り付けました。怠惰な彼女はモミの木の下に座って、プレッツェルを食べています。サンタクロースは重要な質問を用意して、すぐに現われました。しかし怠け者の彼女は、彼に暴言を返しました。彼はショックを受け、この無礼者の額を魔法の杖でノックしました。彼女は雪の中に入ってしまいました。やがて継娘たちは新年を祝い始めます。



註※サンタクロース:このマーシャのおとぎ話シリーズの原題はМорозкоマロースコ、訳は冬爺(慶大外語センターより)、グーグル英訳はFrostyフロスティです。しかし、同義語はДед Морозジェド・マロース(極寒爺さん)であり、通常サンタクロースと訳されているため、三段論法により、そうしました。ジェド・マロースはロシアの民間伝承に登場する冬の精です。


  

スネグーラチカ(ロシアのスノーメイデン)は、ジェド・マロース(サンタクロース)の孫娘です。日本語に訳すと雪娘、雪姫となります。ロシアに特徴的なキャラクターとしてクリスマス・新年に登場します。ロシアの美しい町・コストロマがスネグーラチカの出身地だといわれています。


後記:正直であることよりも従順であることを美徳とする封建反動時代のスラヴ人的な教訓を含んでいる-とするブロガーもいますが、継娘は森に連れて来られた時には既に極限状態で、質問されて正直に答えられないほどの状況だったのでしょう。質問されて考える余裕なんかとてもなく、ただ「ハイ、ハイ」としか言えなかった・・それをサンタクロースが不憫に思ったのではないでしょうか。また、どんな状況であろうとも、目上の人には礼儀正しくしなければいけない事は、封建時代も今も変わるものではありません。
モスクワは涙を信じない「泣いたところで誰も助けてはくれないものだ」というロシアの格言がありますが、このお話は、泣くことすらできない人がいる、その人こそ、助けてあげるべきだ、と言っているのでしょう。


古代ロシア版「シンデレラ」とも言えるこのロシア民話「Морозкоマロースコ=サンタクロース」を原作として、アレクサンダー・ロウ ( Alexander Rowe )監督により、1964年、同名のミュージカル映画が作られました。当時としては最新の特殊効果を駆使しています。1965年、映画は第17回ベネチア国際映画祭児童映画部門でグランプリを受賞しました。音楽映画なので、あらすじが分かっていれば、言葉は分からなくても楽しめます。



Морозко (1964) Полная версия



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