森ガール森由美子の日記

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こんにちはチェブラーシカ

チェブラーシカとワニのゲーナ(1)「こんにちはチェブラーシカ」
原題:Крокодил Гена、わにのゲーナ、1969年


ある日果物屋のおじさんがオレンジの箱をあけると、そこには見たこともないような動物が眠っていた。何度起こしてもぱったり倒れてしまうその正体不明の動物を、おじさんは「チェブラーシカ」と名づける。一人ぼっちで寂しい毎日を過ごすようになるチェブラーシカは、わにのゲーナが書いた友達募集のポスターを見てゲーナと友達になる。



Крокодил Гена (серия с песней "Кто людям помогает")


チェブラーシカは正体不明の生き物で、自分自身が何であるかも分かりません。「ばったり倒れ屋さん=チェブラーシカ」と名づけられた彼は自分が何であるか、つまり自分のアイデンティティを知りたいのです。一人ぼっちの彼は、ワニのゲーナが書いた友達募集のポスターを見ます。ワニのゲーナの友達になる事は、彼にとって一歩前進なのです。ここからチェブラーシカのアイデンティティを求める旅が始まります。


友達募集のポスターを見て、まず子犬と女の子がやってきます。ゲーナは子犬の世話をします。やがてチェブラーシカがやってきます。女の子はチェブラーシカに声をかけ、ゲーナは応対します。ゲーナはチェブラーシカのことを調べます。(上記動画のサムネイル)しかし「チェブラーシカ」は書物にありません。


しばらく、みんなはゲーナの家の前で遊んでいましたが、シャパクリャクおばあさんが現われて、ゲーナに小言をいいます。それで、ゲーナは友達が来てもいいように、彼の動物園の近くに、みんなで「友達の家」を作ることにしました。


シャパクリャクおばあさんに邪魔されながらも、近所の人達や動物達の助けで「友達の家」が完成します。そしてチェブラーシカは晴れてここに居ることができるのです。




註:今回から、チェブラーシカとワニのゲーナが主人公の、一連の人形アニメ物語です。
1969年からロマン・カチャーノフ監督によって、現在までに4本の短編人形アニメが製作されました。初回は「こんにちはチェブラーシカ」原題:Крокодил Гена です。


人気の「マーシャと熊」シリーズ(全72編)の前身ともとれる「チェブラーシカとワニのゲーナ」シリーズのメインはわずか4編です。旧体制のきびしい干渉のもとで作られ、矛盾が露呈し始めた全体主義社会を風刺するかのような作品です。ソ連国内はもとより、西側諸国でも人気を呼びました。日本では続編が作られました。


底抜けに明るい「マーシャと熊」と違って、なんとなく暗く、何かを訴えるような、その時代を反映した重苦しい雰囲気に包まれています。ペーソスと言うのでしょぅか、その中にユーモアがありますね。



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