森ガール森由美子の日記

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人生すべて演劇

マーシャと熊、最終号となりました。次のリリースは2~3ヶ月後です。


マーシャと熊 - 人生すべて演劇 (第76話)2019/01/25
マーシャと彼女の友人達は、テーブルホッケー、サッカー、チェッカー※1、着せ替え人形、全てのゲームの、プレーを終えてしまいました。そして今子供たちは、手持ち無沙汰のため、座って、何をしようか迷っています。ただ一匹の子豚だけが、意気消沈することなく、ビデオゲームを楽しんでいます。



Маша и Медведь - Вся жизнь - театр 🎭 (Серия 76)


ダーシャ※2は姉に素晴らしい考えを提言しました - 演劇をすることです。マーシャはすぐに元気になり、飛び上って、みんなに早くやろうと言いました。ダーシャはクラシックから始めたかったのですが、活発な姉にとっては、退屈そのもののようでした。壮観なパフォーマンスを好む女の子は、誰もがきらびやかな衣装で出演し、そして歌う、オペラがより好きなのです。パンダはバレエの本を見せました。 彼は、しなやかで美しいロゼット※3のように踊りたいと思いました。ダーシャはドラマ、てきれば悲劇を上演したいと思いました。そのように、友人仲間には、深刻な意見の相違がありました。


   


各々が、まさに演劇のジャンルへの自分の好みを支持してもらうため、みんなを説得しようとしました。議論は加熱しました。しかし子豚だけは全てに同意しました。そして、子供たちが自分の意見に固執し、叫びあって、疲れて眠りに落ちたとき、彼女にはある考えが閃いて、演劇についてのみんなの本を集めました。子豚のロゼッタは、他の人がテーブルにもたれ掛かって寝ている間、満足げに、ブーと鼻息をして、朝まで快適にベッドに落ち着きました。


朝、子供たちが目を覚まして再び議論を始めたとき、子豚は静かにドラマ、オペラそしてバレエを、一つのパフォーマンスに結合することを提案しました。ダーシャはそれをドラマの要素を持つオペラバレエと呼び、タイプライターを取り出してlibretto※4を書き始めました。子供たちは仲良く台本作りに取り掛かりました。


しかし長い間彼らの平和的な協力は望んだ結果をもたらしませんでした。そしてすべての原稿はゴミ箱へ飛びました。しかし、次に挙がったマーシャの考えは、誰もが喜んで受け入れました。そして今、リモコンの飛行機が、森の住人に演劇へ行くよう呼びかけ、森の上空を駆け抜けました。


古典的とはいえ、新しい解釈と新鮮なストーリーの、演劇「ロミオとジュリエット」のポスターは、熊のミーシャと雌の熊の頭上に、空から降って来ました。しかし誰もがショーを見に行く準備ができているわけではありません。たとえば、オオカミはソーセージでおびき寄せなければなりませんでした。


   


初演の日、森の住人たち全員が即席のステージの前に集まりました。マーシャは最初にカルメンのドレスで登場し、第一幕について簡単に歌い聞かせました。それからダーシャとパンダは、ヴェローナ※5の人々を描写しながら、飛び交いました。そして突然爆音が響き渡り、煙がたち、サタンをあらわす、不吉な子豚、ロゼッタが現れました。この恐怖の瞬間にオオカミでさえも、互いにしがみ付きました。ほかの住人たちは驚きと恐怖で、目をくるくるさせ、口を開けました。


動画の続きを見れば、ダーシャ、子豚のロゼッタ、マーシャ、パンダが「すべて人生は演劇です」のフレーズを念頭に置きながら、どのようにして聴衆を驚かせようとしたか分かるでしょう。



註※1チェッカー:相手の駒を取り合うゲーム。色違いの丸い駒を使用する。ドラフツ、西洋碁とも呼ばれる。ウィキペディアより


註※2ダーシャ:マーシャの妹。都会に住んでいる。コーデはマーシャのサラファンに対しジャンスカ。性格はマーシャと正反対。ダーДа:はい ;シャша:ちゃん = おりこうちゃんの意。


註※3ロゼッタ:ロゼット葉。バラの花から由来する言葉で、八重咲きのバラの花びらのような配列を現す言葉である。したがって、やや細長くて多少とも平らな構造や器官が一か所に集まり、放射状や螺旋状に配列するもののこと。または日本の特撮映画、アニメ、ゲームのスーパーヒロイン。ウィキペディアより


註※4リブレット (libretto, Libretto) :イタリア語で「小さな本」「小冊子」を意味する語。オペラやミュージカルなどの台本。ウィキペディアより


註※5ヴェローナ:イタリア北部にあるベネト州の都市で、蛇行するアディジェ川沿いには中世の旧市街があります。また、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台としても有名です。ウィキペディアより


後記:ダーシャがタイプライターを取り出して台本を作っていましたが、タイプライターなんて知っている世代の人は少ないでしょうね。私が学生の頃、東京の神田あたりでロシア語のタイプライター、ブラザー製でしたか、を手に入れ、うれしくて日暮しタイピングしていました。入社してからも、海外向け文書作成はタイプライターでしたね。自分でタイピングすることもありましたが、手書きの原稿を秘書の方に渡すと、バチャバチャバチャ・・・と言う間もなく、出来上がっていました。


   


マーシャと熊、今回が最終号と言うか、最新号です。とある記事、超人気アニメ『マーシャと熊』が世界中で愛されるわけ・ロシアNOWによれば、一話作成に3ヶ月かかるそうです。そのため、ここしばらくはブログ駆け出しの頃に戻って、端折った記事の補修や、まとめを行います。



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