森ガール森由美子の日記

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リトル・ハブローシカ

マーシャのコーデは、いつもの紫色のサラファンに紫色のプラトークです。
彼女の人形たちに、新しくアレンジした物語を話します。


マーシャのおとぎ話(11)リトル・ハブローシカ

Машины сказки - Крошечка-Хаврошечка (Серия 11)


あるところに、一人のよい子で働き者の少女、リトル・ハブローシカ※1が住んでいました。おとぎ話でよくあるように、彼女は親戚とうまくいきません。彼女は邪悪な継母と、怠け者でだらしのない二人の姉妹と、一つの家に暮らさなければなりませんでした。リトル・ハブローシカには一人の友人がいましたが、それは牛のペストルーシカ※2でした。毎日彼女は綺麗な野原に、彼女のペストルーシカを牧養しに出掛けていました。

   

義母は3人でもすぐに出来ないような仕事を彼女に与えました。ハブローシカは水を運んだり、床を洗ったり、生地を織ったり、編んだり、刺繍したりです。


ある時、牛は人間の言葉で彼女と話しました。マーシャのおとぎ話では、こんな事は驚くにあたりません! 牛はハブローシカに牛の片耳に入り込み、もう片方から抜け出るように言いました。少女がこれをやっている間、すべての仕事は完了しました。彼女は楽しくなりました。


しかし邪悪な義母は不愉快なのです。彼女は誰がハブローシカを助けるのかを知るために、自分の太った娘を偵察に送りました。自分自身も家に座ってはいません。彼女は望遠鏡を持ち、野原のハブローシカの後ろの茂みと柵に忍び込みました。怠け者の娘たちは、ずっと眠気に勝てませんでしたが、義母は継娘の背後にある全ての事を知ることが出来ました。彼女は叫び、金切り声を上げ、足踏みをしました。彼女は継娘に牛のペストルーシカを森に連れていき、狼に食べさせるように命じました。


少女は涙でいっばいになりましたが、どうする事もできません。彼女はペストルーシカと一緒に、森を歩きに歩きました。そしてオオカミに会う事もなく、草地に出てきました。草地には家があり、誰もいません。上の部屋の散らかり様はひどいものです。ハブローシカは手に雑巾と箒を持って、あっと言う間に、すべてを片付けてしまいました。少女は疲れて休息のためベッドに潜り込みました。一方、家の住人たちが戻ってきました。ここには7人の戦士と王子様が住んでいました。彼は少女が優しく熱心に働いているのを見て、心から彼女が好きになりました。



註※1リトル・ハブローシカ:原語はКрошечка-хаврошечкаクローシェチカ・ハブローシェチカ。直訳はちっちゃな・ハブローシカちゃん。リトル・ハブローシカはグーグル訳です。前回記事のリトル・サムでは、男の子のちびっ子はマーリチクМальчикと言いました。今回のリトル・ハブローシカでは、女の子のちびっ子はクローシェチカКрошечкаと言います。英語、日本語ではあまり区別しませんね。


註※2ペストルーシカПеструшка:ロシアのハムスターのこと。彼女の友人である牛に付けた愛称です。


後記:原典では牛のペストルーシカは屠殺されてしまい、ハブローシカは悲しみに暮れ、リンゴ畑に葬ります。リンゴの木は大きく育ち、葉は金色に染まり、枝は銀になります。そして彼女は結婚し、幸せに暮します。



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