森ガール森由美子の日記

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農夫と熊

ナレーター、マーシャのコーデは、北欧風のサックスブルーのプラトークにロング・ワンピース、裾はピンクのラインです。ペッタン靴もサックスブルーです。


マーシャのおとぎ話(7)農夫と熊

Машины сказки - Вершки и корешки (Серия 7)


ある村に農夫が住んでいました。そして近くの森には茶色のクマがいました。ある時、クマは農夫が畑に行くのを見ました。何かがそこで行われていて、騒ぎ立てています。熊は好奇心にかられました。農夫はクマに、畑にかぶを植えるつもりであると説明しました。これは簡単ではありません。まず土地を耕作し、種を植え、そして収穫を待つのです。


クマはすぐその場で、一緒に働きたいと言いました。ずる賢い農夫は、収穫後、上のところか、根っこか、どちらを選ぶのか、クマに尋ねました。単純なクマは上のところを選びました。農夫には、ただ根っこが必要なだけなのです。彼はすぐさま、馬の代わりにクマを引き寄せ、鋤に繋げました。森のクマは苦労しましたが、豊かな収穫の形での、先立つボーナスは彼の心を暖かくしました。


秋がやって来ました。野菜を畑から収穫する時が来ました。かぶは見事に育っています。巧妙な農夫はすぐにお互いの収穫から全ての上のところと根っこを分離し、クマに彼のシェアを与えました。クマはこれを食べて見たけれど、吐き出してしまった!かぶの葉や茎は全くおいしくないのです。


クマはごちそうを食べたかったので、根っこを彼と分けるように農夫に頼みました。農夫はクマにいくらかのかぶを分け与えることを約束しましたが、その代わりに、いっぱいの用事リストをつき出しました。・・穀物を選別すること、そして食器を洗うこと、そして衣類を洗濯すること。農夫は自ら床に就きましたが、クマに自分の上のハエを追い払うよう命じました。


哀れなクマは厄介な状況に陥りました!農夫は眠っていますが、クマはハエタタキを持って走り回っています。 一つの小さくて、しつこいハエが農夫の鼻の上にとまりました。クマはハエが農夫を目覚めさせることを恐れて、何としても退治しなければと思い※、農夫の鼻の上のハエをハエタタキでぶったたきました。狡猾な農夫※は飛び上がり、走り回り、泣き叫びました。クマはカブの袋を手にし、その場を離れました。


註※「クマの心遣い」ありがた迷惑なこと。ロシアの格言です。
註※狡猾な農夫:ここでは農夫が悪役ですが、農夫は相手を騙したり傷つけたりしている訳ではありません。自由な世の中では、どこも悪くありません。ただ相手が愚か者なのです。言いたいのは「物事は注意深くよく考えて行動しましょう」でしょうね。



後記:原題はВершки и Корешки「上のところか根っこか」です。Мужик и медведь「農夫と熊」と呼ばれることもあり、日本ではこちらが普通なので、そうしました。このマーシャのおとぎ話では、かぶの収穫の話だけですが、もともとのお話は、さらに小麦の収穫の話が続きます。また「上のところか根っこか」で、今度は熊は根っこを取ります。
「おれの分け前はなんということだ、おれの仕事は割に合わない、上を取ればうまくないし、根っこを取れば食えやしない!」で終っています。マーシャにしてみれば、パートナーである熊が哀れなので、花を持たせてあげたのでしょうか・・



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