森ガール森由美子の日記

アクティブライフの森ガールです。よろしくね。

魚釣りでの出来事

ふたたび、底抜けに明るいマーシャと熊のお話です。


マーシャと熊 - 魚釣りでの出来事 (第73話)

Маша и Медведь - Случай на рыбалке 🧜(Серия 73)


熊のミーシャにとって、釣り場の淀みのほとりでさえ、安らぎはありません。彼は釣り竿を水に投げ入れて、ひき始めるまで辛抱強く待ちました。そばに空っぽのバケツがあり、マーシャと雌の熊は絶え間なくおしゃべりしています。彼女たちは、お話に資するファッション雑誌を熱心に見ていました。想像を絶する衣装を見て、少女は黙っていることができず、絶え間なく雌の熊に質問をしました:どこで、どこへ、そしてなぜ、これを着て行くのですか?! 熊のミーシャが静かにするように言っても、だれも反応しません。そして魚が子供の大きな声に驚いて釣り針から外れたとき、熊のミーシャは我慢できなくなりました。彼は少し顔をゆがめ、また釣り竿に取り付きます。しかし熊はここには静寂はないだろうと思いました。そこで彼はボートに乗り込み、川の真ん中に漕ぎ出しました。


熊のミーシャは、葦の茂みの後ろから、奇妙な青い目が彼をじっと見ていたことに、気づきませんでした。釣り針に掛かった魚を逃す事のないように、彼は目をそらさず、水面を見ていました。ついに彼はしぶき音を聞き、そして一瞬、フィッシュテールが水面に現れました。熊は獲物を捕まえようとして躍起になりました。しかし魚は動物と遊んでいるようでした。魚はバケツを奪い取り、後で返しました。魚は釣り針をボートに引っ掛け、釣り糸を引くと、熊はひっくり返りました。そして熊は獲物を気絶させるためにパドルをつかみましたが、魚は巧みに彼から逃れ始めました。追っ駆けっこが始まり、その熱気の中で、熊のミーシャは、マーシャと雌の熊が、彼を待つために留まっていた場所から、どれほど離れていたかに気付きませんでした。彼はエンジンをボートに付けて、パドルを持ち、前のめりになり、川に沿って、疾走しました。葦に囲まれた淀みで、熊のミーシャはダイビングスーツを着て、潜りました。しかし彼は、ボートが彼から離れて行くのを見ました。熊はボートを追いかけようとしましたが、彼は子供の声を聞きました。


   

石の上に、小さな人魚が座っていて、年齢はマーシャと同じくらいで、彼女に非常によく似ていました。彼女は退屈していて、遊ぶ相手は誰もいないと言いました。そして熊のミーシャは、彼女と水中王国の居住域に入り、底まで降りていくことに同意しました。その少女は彼を沈没船の中にある彼女の家に連れて行きました。熊は彼のガールフレンドのマーシャの好みを思い出し、ホッケーで遊ぶことを彼女に教えました。そしてアルファベットやサーカスを教えてもらって、人魚は大喜びでした。


彼が水底で楽しんでいたとき、岸辺ではマーシャと雌の熊は心配で気が狂いそうでした。だってボートは空っぽのままで、彼らの所に突っ走って来たのですもの。どこにも熊はいなかったので、少女はオオカミの救命士に助けを求めました。彼らの所には金属製の古い潜水服があり、そしてその中に肉食動物の1匹が入り込み、水底の至る所で、熊のミーシャを捜し始めました・・




グランドで練習181031


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せむしの小馬

マーシャのコーデは、北ロシア、サンクトペテルブルグ大学での、エルショーフの作品に因み、北欧風の空色のサラファンに空色のプラトークです。マーシャは詩人エルショーフのように、彼女の人形たちに、原作をリメイクし、詩人風に朗読します。


マーシャのおとぎ話(26)せむしの小馬

Машины сказки - Конёк-горбунок (Серия 26)


海の向こう、森の向こうに、ある老人が住んでいました。彼は多くの富は得られませんでしたが、3人の息子を育て上げました。そうそう、あなたはまったく正しいです!2人の兄は立派な若者でしたが、3人目の息子はおバカでした※1。あるとき、農場に厄難が起こりました。夜毎、誰かが菜園に来て、ニンジンを踏みつけ、駄目にしているのです。


家族は相談し、警備員を置くことにしました。さて、誰を夜の巡視に送るべきでしょうか?もちろん三男になりました。若者は拒否しようともせず、垣から杭を引き抜き、上衣を着込んで、根野菜の番をするために出掛けました。真夜中の空は突然、暗雲に覆われ、雷鳴が轟き、稲妻が閃きました。おバカな三男が注意深くじっと見ていると、次のような光景が現われました。


邪悪に爪を弾かせ、やってくる


巨大なクロコモット※2!


大声で狂ったように叫びながら


それは野獣のように周回しました


そして猛烈なうめき声を上げ


ニンジンを引っこ抜き始めました


クロコモットは、そのような獣、つまり、半分トカゲ、半分イノシシ、穏やかな性格で、そして他のどのようなニンジン泥棒とも変わらない欲望を持っていました。おバカな末っ子は、おバカでしたが、臆病者ではなく、彼は隠れて飛び出し、怪物を杭で脅しました。
クロコモットは笑い、ブーブー唸りました。そこで、おバカな三男は気を取り直し、心の中で彼はでこぼこの獣皮の皮算用をしました。おびえたクロコモットは、すぐに羊のように優しくなりました。彼はもうニンジンに触らないと約束し、自分の代わりに見た事もないような動物を送ると約束しました。若者は同意しました。すぐに、クロコモットは空中で溶けて、その場所には、小さなシャギーな、せむしの小馬が現われました。


     

私たちの主人公の若者は、そのときに、続いて現われた、美しい王女は何物なのかを、見た事のない動物に尋ねました。せむしの小馬は、願いを叶えたつもりだったのですが、その少女は気まぐれで、あまりにも食に肥えていることがわかりました。おバカな末っ子は手を横に振り、自分自身、普通の農村の娘と結婚しました。ほら、マーシャは、幸福はせむしの小馬にあるのではなく、あなた自身の気持ちの中ににある、と語ります。



註※1:マーシャが「あなたはまったく正しいです」と言った理由は、ロシアのおとぎ話では3人の男の兄弟がよく出て来ます。大抵、上の二人は立派な若者か、狡猾な若者で、末の子は正直、無欲、おバカな設定です。
註※2クロコモット:上半身がワニкрокодилクロコジールで、下半身がカバбегемотベゲモットの、「マーシャと熊」シリーズに登場する人気の怪獣。その反対の怪獣はベゲジールбегедил。


後記:原ストーリーは、無欲な正直者が大成する、古典ロシアの代表的なおとぎ話です。しかし現代ロシアのマーシャは、否定的です。そもそも美しい王女と結婚すること自体、ナンセンスとしています。王女と結婚し、やがて王様になるストーリーは、明らかに今の時代にそぐいません。
今回で「マーシャのおとぎ話シリーズ」はおしまいです。次回から引き続き、「マーシャと熊シリーズ」を見て行きます。


1976年ソ連映画 Конёк-горбунок「せむしの小馬」

Золотая коллекция сказок - Конек-горбунок
1976年に、イワン・イワノフ・ワノ(ロシア語版)監督によりリメイクされた。ソ連の動画撮影所は製作にあたって、一コマ一コマ絵画のように美しい原画を描き、通常のアニメの三倍以上の量を使った。




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金色とさかの雄鶏

マーシャのコーデは、いつもの紫色のサラファンに紫色のプラトークです。庭には、もう一つのロシア国花である、ひまわりが咲いています。彼女の人形たちに、ウクライナ民話※1をリメイクしてお話します。


マーシャのおとぎ話(25)金色とさかの雄鶏

Машины сказки - Петушок - Золотой гребешок (Серия 25)


昔々ある村にお爺さんが住んでいました。老父は裕福に暮らしていた訳ではなく、彼の所には、たったこれだけのもの、つまり、家、庭、キャベツの菜園、そして金色とさかの雄鶏しかありませんでした。しかし、老父の雄鶏は唯一の喜びなのです。村全体から子供たちが雄鶏と遊ぶために駆け寄ってきました。老人は彼らを見て関心していました。そして、その暮らしは、ヤギが近所に住み付くまで順調に続きました。


     

このヤギは本当のデレザ※2で、妬み深く不快な人でした。彼女はオオカミに雄鶏を与え、家から老父を追い出し、すべての子供たちを怖がらせ、そしてさらに老父のキャベツも頂くことにしました。


ほら、ある時、ヤギは子供たちが、至る所から走り寄って来るのを待っていました。そして、近づくやいなや、角で脅しました!子供たちはみんなびっくりし、あちこちに逃げました。そしてヤギは雄鶏をつかみ、一目散に森へ走りました。


そこで、彼女は哀れな雄鶏を茂みに放り込み、村に戻って、老父の家の扉を角でノックしました。ただ家のガラスだけがガタガタと震えました。老父は驚いて農家から走り出ました。そして道を行き、目を向けました。すると突然、熊、オオカミ、灰色ウサギが彼に向かって来るのが見えます。


老父は死が襲ってきたことを恐れて、じっと見ていました。しかし森の獣たちと一緒に、彼の雄鶏は生きていて、無傷で歩いています!どうやら、彼はうまく彼らと知り合いになり、友人になる事さえできたようです。


彼らは一団となって村に戻り、邪悪なヤギを追い払いました。 見てください、悪人はもう菜園でキャベツの頭を割っています。クマとオオカミは彼女に殴打を課すことを求めましたが、雄鶏は許しませんでした。


彼は事を穏やかで平和裏に解決しました。ヤギとの相互に有益な協力についての合意が締結されました。つまり、ヤギからはミルクをもらい、ヤギには感謝の言葉とキャベツを与えます。そうなんです。あなたの隣人とは、いつも平和に暮らすことが必要なのです!



註※1ウクライナ民話:原典はソビエト民話としてありますが、白壁の農家(ウクライナ農家の特徴:Хатаハタといいます。ロシアのそれはИзбаイズバといいます。)や白っぽいРубашкаルバシカなどでウクライナ、南ロシア地方の民話だとわかります。またお爺さんの頭髪は編上げていますが、これもウクライナの特徴です。


註※2デレザ:ロシアの童話「ヤギのデレザ」。嘘つきで妬み深いヤギのお話です。

   



後記:今回はウクライナの民話を取り上げ、隣人愛をテーマにした内容でした。本来ウクライナとロシアの関係は隣人どころか、兄弟親戚のようなものです。昨今の関係はぎくしゃくしていますが、いつまでもこんな状態が続いて欲しくないものです。


同題名の、古き佳き時代の、ソ連アニメーション映画です。

Петушок золотой гребешок | Советский мультик-сказка для детей
Cockerel - The Golden Scallop
1955年 アニメーション 11分
初公開: 1955年
監督: D. Anpilov、 ピーター・ノーソフ
製作: ソユーズムリトフィルム


ストーリーそのものはフラットな感じですが、1955年公開で、まだテレビもなく、ディズニーのアニメもない頃の作品です。その当時、きれいなカラーのアニメーション映画は、ただそれだけでセンセーショナルだったのでしょう。





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